2021年08月17日
ティンガティンガ派絵画の長老画家のムゼー チャリンダ(Mohamed Wasia Charinda)はシェタニ(精霊)か妖怪かもしれないと半ば本気で思っていた。その海坊主のような包容力のある姿と柔らか〜な笑顔がとても印象的だった。
そんな大きな存在が、先週の水曜日、11日にこの世から旅立ってしまったという。74歳だったそうだ。…
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2021年08月11日
母の一周忌の5月14日はタンザニアはダルエスサラームにいた。その日は日本にいたかったのだけど、都合でそうもいかなかった。なので、せめてタンザニアの花々の写真を日本にいる父に送ろうと、スマホを片手にステイ先を出た。
ジャスミン(Jasmine)
ステイ先のアパートがあるウパンガ地区はダルエスサラームのシティセンターから徒歩…
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2021年08月05日
「動物たちに魅せられた若者たちがその姿を追い求め、工夫と忍耐の末に行動や社会、生態を明らかにしていくドキュメンタリー」というこの『新・動物記』シリーズ。その栄あるトップバッターがこの日本で現在ただ一人の野生キリン研究者、齋藤美保さんによる『キリンの保育園ータンザニアでみつめた彼らの仔育て』(京都大学学術出版会)なのです。
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2021年07月27日
彫刻、仮面、絵画もそうだけど、出会ったとき、向き合ったときに、そこから立ち去り難くなる力を持っているものたちが往々にしている。目が離せなくなるというか、心を鷲掴みされるというか、やたらめったら語りかけられたり、不思議満載な気分になるというか…。
"DAN MASK,Côte d'Ivoire, Liberia”
ここ、前…
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2021年07月17日
さて、前回に続きアルーシャのカルチャルヘリテイジの中のアフリカン アート ギャラリーのお話。ここにウヨウヨと集まっている彫刻たちに誘き寄せられたわたしの運命はいかに?
このヒトたちのお話は一番下にあります。
親切なことに、ほとんどの彫刻にはキャプションが付けられていて、それが何者であるかを語ってくれる。
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2021年07月07日
タンザニア第三の街、北部のアルーシャ。そこの幹線道路沿いにカルチャルヘリテイジというとても目をひく建物がある。1994年オープンのここをわたしは巨大なお土産物屋さんだと思っていた。
15年くらい前だった気がするけど、一度入ったことがある。一歩建物に入った途端に、色とりどりの彫刻、絵画を中心とした土産物が並ぶ巨大な店内の…
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2021年06月30日
ヘンドリック リランガからアートスタジオ(ギャラリー)を新しくした!というハバリ(ニュース)が届いたのが、今年の2月のことでした。
新しいアートスタジオの入り口のヘンドリック リランガ
ので、そのニューアートスタジオをタンザニアに滞在中に訪問してきました。(わたくし、今は日本に戻ってきています)
のんびり…
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2021年06月23日
ザンジバルを知る方に「この写真、ザンジバルで撮ったんだ」と言ったら「そうなんだ」という答えが返ってくることだろう。わたしが問われる側になっても同じ答えをすることだろう。でもこれはダルエスサラームのソコイネドライブにあるオールドボーマ(The Old Boma)の中から撮ったもの。
ザンジバルっぽいというのも、…
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2021年06月16日
ダルエスサラームで一番古い建物といわれているオールドボーマ(The Old Boma)。その昔、ザンジバルのスルタン マジッドがまだ小さな漁村だったムジジマ海岸が良い港になるのではないか目をつけ、その場所をダルエスサラーム(平和の家)と名付けたという。そこに公私ともどもの客を泊めるためのゲストハウスとしてオールドボーマの建設が始まった…
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2021年06月12日
南半球にあるタンザニアの6月は涼しい乾季の始まりの時期。ある日、ダルエスサラームの家から夕方の空を見上げていたら、鱗雲と思える雲が空一面に広がっていた。壮観。最高気温は30度ほどあるけれど(最低気温は22度くらい)今はきっとタンザニアの秋なのだなあとしみじみとしてきてしまった。当地の秋の味覚はなにになるんだろう。いや、もう少し詩的なフ…
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