真っ赤な花のクリスマスツリー in バガモヨ

 クリスマスまではまだ少し間があるけれど、この木の花が咲くと、タンザニアでは、ああ、もうそろそろ今年も終わるんだなあと思う。その鮮やかな赤い花と緑の葉っぱのコントラストから、当地で、クリスマスツリーと呼ばれているのは、鳳凰木だ。

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 12月に入ったバガモヨは、鳳凰木の花盛りだった。

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 タンザニア最大の都市、ダルエスサラームから北上した70kmほどのところにあるバガモヨ。13世紀頃からインド洋交易の港町となり、19世紀には内陸(現在のコンゴ民主共和国)からの象牙や奴隷貿易キャラバンルートの大陸側の最終地となり、1885年からは5年間ほど、ドイツ領東アフリカの首都となったこともある。

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1895年にドイツによって建てられたオールドボーマとクリスマスツリー

 今は、ダルエスサラームからの道路も整備されて、行き来はしやすくなったバガモヨ。緑がわさわさと茂り、空が広く、その寂れたような旧市街の雰囲気や、ドイツ植民地時代の建物も相まって、歴史を感じながらも、ホッとできるような、ずっと木陰にすわっていたくなるような、そんな場所に思える。

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 目を奪われるようなクリスマスツリーをいくつも見かけた。ここで生活している人々がいればこそ、花たちも胸を張ったように咲き誇るのだろうなと思ったりしている。

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 バガモヨのクリスマスツリー、鳳凰木の花と町の写真たち、ご覧いただければ。

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 来年こそ、平和な生きやすい世界に近づけてゆくことができますように。
 

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