ネモトちゃんはピカピカの一年生!
彫刻家マティアス ナンポカの末っ子ネモトちゃんも今年いよいよ小学校の1年生!となった。(ご存知の方もいらっしゃると思うけど、マティアスがわたしの亡き夫の名前を我が子につけてくれたのだ。名前というより名字なんだけど)
タンザニアの公立学校は1月が新学年の始まりなので、今ちょうど一年生が終わったところ。
わたしはネモトちゃんからビビ(Bibi=おばあさん)と呼ばれている。ネモトちゃんがそう認識したというよりは、マティアスがそう呼ばせたがっているのだ。最初は「え〜っ」と思ったけれど、まあそう呼ばれておかしくない年齢になってる(心理的には微妙〜だが)し、ネモトちゃんは可愛いので、「まあいっか」と思うようになったさ。
遡ること昨年の12月、マティアスから「ネモトがもうすぐ小学生なので、リュック型のカバンが欲しいと言ってる」って電話があった。わたしに買ってくれと言うのだな。直接的だな。
日本の祖父母が孫にランドセルを贈るのとおんなじじゃん!まあ、ネモトちゃんの喜ぶ顔が見たいからいっかと、ダルエスサラームの街中でリュックを探した。タンザニアの子どもたちが好きそうな派手な色彩でスパイダーマン(はどうでもよかったけど)がついてて、軽めでたくさん入りそうなのが、ブラックフライデーセール(ダルエスサラームでもそういうのがあるのね。。)で割引価格で買えたのだった。
その後、ママネモトのスーザンとマティアスと三人でダルエスサラームの我が家に来てくれたときにプレゼントしたら、とっても喜んでくれて、ビビ冥利に尽きたよ。

別のタンザニア人友人の作ってくれたピラウとかチュンバリ(サラダ)を一緒にいただいた後、ネモトちゃんは幼稚園(こちらの幼稚園は勉強をガンガンさせるところが多いようだ)での成果を見せてくれた。名前もちゃんと書けるし、スワヒリ語でnanasi(パイナップル)の文字と絵も書ける!

地元の公立学校の一年生となったネモトちゃん。電話などでおしゃべりはしてた。マティアスとは彫刻のことで会う機会が何度かあったけど、ネモトちゃんとはなかなか会えないままで一年が過ぎようとしていて、会いたいなあと思っていたら、マティアスとネモトちゃんが遊びに来てくれた。
来訪は2度目となるので、ちょっと慣れてきたのか、家の中を(ちょっと遠慮しながらも)探検していろいろ見つけてくる。棚の後ろで倒れていたゾロ(ワンピースの)の小さなフィギュア(なんかのオマケでもらったのだ)も助け起こしてくれた。手動式鉛筆削りにも興味津々。小学校では3年生から筆記用具は青ボールペンになるようだが、1、2年生のうちは鉛筆を使うそうだ。いつもは小さなクルクル回す鉛筆削りを使っているらしい。
タンザニア人のティンガティンガアーティストのジョン キラカさんがイラストを担当した絵本をプレゼントすると、動物たちの名前の英語名とスワヒリ語名がすらすら出てくる。ちょっと得意そう。
トマトライスとローストチキンとサラダのランチをを準備しておいたので一緒にいただく。ネモトちゃんが「うわーごちそう!」って喜んでくれた。ビビ冥利に尽きる。

今ひとついい写真が撮れず。。
この父子はとても仲が良く、笑い声が絶えない。いつもゆっくり食べるネモトちゃんがもりもり食べる様子を父がからかったりするのだ。
父によるとネモトちゃんはとても学校の成績がいいそうだ。
ネモトちゃんの学校は徒歩20分くらいのところにあるそうだ。でも車が通る大きな道路を渡る必要があるため、道路を渡るところまでは、いつも父か母が付き添い、または迎えに行くのだという。なかなかたいへん。
一年生は250人くらいいて、2クラス編成だそうだ。ということは、1クラス125人もいることになる!タンザニアの公立学校にはありがちな多人数のクラスだねえ。でも、友だちもたくさんいるし、学校は楽しいよとネモトちゃんは目をくりくりさせながら言う。得意科目は算数なんだって。
そしてお昼過ぎに家に戻ってきて、昼ごはんを食べると、放課後は、授業料の500シリング(1円=約17シリング)を握りしめてトゥイッションと呼ばれているつまり塾にいくそうだ。近所にネモトちゃんの兄たちもお世話になった塾を開いている先生がいて(優しい先生らしい)、ほぼ平日は毎日2時間くらいそこで勉強するのだそう。20人くらいのいろんな学年の子どもたちが一緒にノートを広げるのだそうだ。
すごい勉強してない?末は博士か大臣か!?(トゥイッションでは大きな子が小さな子の面倒見たり、ワイワイやってるんだろうなと想像)
ネモトちゃんの家は平屋なので、3階でベランダもあるわたしのダルエスサラームで住んでいるアパートが珍しいようだ。ベランダから下を見たり、ちょっと遠くまで見渡したりするのがお気に入り。ネモトちゃんと二人でベランダに並んでおしゃべりしてたら、マティアスが下まで降りて写真を撮ってくれたよ。
後日、父マティアスからネモトちゃんの学年末の成績表と期末テストの写真が送られてきた。
教科はKuhesabu(算数)、Kusoma(スワヒリ語の読み)、Kuandika(スワヒリ語の書き)、Afya na Mazingira(環境保健)、Michezo na Sanaa(体育と芸術)の5項目があり、テストは全て100点満点で90点か100点という好成績!250人中、上位13%内に入っていると書いてあった。すごい!そして成績もオールAという素晴らしさ!👏
来年もまた家でも近所でも学校でもたくさん遊んでたくさん学んで楽しく過ごしてくれたらいいなあって思う。
孫自慢でした😆
2022年のネモトちゃんのブログはこちら☆『マティアス一家とネモトちゃんと彫刻と』2022年5月31日
019年のネモトちゃんの登場するブログはこちら☆『マティアスのシェタニは空から降りてくる』 2019年2月3日
2018年のネモトちゃんのブログはこちら☆『ネモトちゃん1歳!』 2018年3月24日
2017年のネモトちゃんのブログはこちら☆『「ネモト」ちゃんに会いに行く』 2017年3月24日
今年もブログにいらしてくださってありがとうございました。年末まで胸が塞がるような出来事がのさばっている世の中ですが、年を越して続きそうで胸がとても痛いパレスチナ、ガザでの虐殺を止めることができ、各地の紛争も解れていき、寛容で一人一人を大切にしてゆける世界になるようにと願っています。
タンザニアの公立学校は1月が新学年の始まりなので、今ちょうど一年生が終わったところ。
わたしはネモトちゃんからビビ(Bibi=おばあさん)と呼ばれている。ネモトちゃんがそう認識したというよりは、マティアスがそう呼ばせたがっているのだ。最初は「え〜っ」と思ったけれど、まあそう呼ばれておかしくない年齢になってる(心理的には微妙〜だが)し、ネモトちゃんは可愛いので、「まあいっか」と思うようになったさ。
遡ること昨年の12月、マティアスから「ネモトがもうすぐ小学生なので、リュック型のカバンが欲しいと言ってる」って電話があった。わたしに買ってくれと言うのだな。直接的だな。
日本の祖父母が孫にランドセルを贈るのとおんなじじゃん!まあ、ネモトちゃんの喜ぶ顔が見たいからいっかと、ダルエスサラームの街中でリュックを探した。タンザニアの子どもたちが好きそうな派手な色彩でスパイダーマン(はどうでもよかったけど)がついてて、軽めでたくさん入りそうなのが、ブラックフライデーセール(ダルエスサラームでもそういうのがあるのね。。)で割引価格で買えたのだった。
その後、ママネモトのスーザンとマティアスと三人でダルエスサラームの我が家に来てくれたときにプレゼントしたら、とっても喜んでくれて、ビビ冥利に尽きたよ。

別のタンザニア人友人の作ってくれたピラウとかチュンバリ(サラダ)を一緒にいただいた後、ネモトちゃんは幼稚園(こちらの幼稚園は勉強をガンガンさせるところが多いようだ)での成果を見せてくれた。名前もちゃんと書けるし、スワヒリ語でnanasi(パイナップル)の文字と絵も書ける!

地元の公立学校の一年生となったネモトちゃん。電話などでおしゃべりはしてた。マティアスとは彫刻のことで会う機会が何度かあったけど、ネモトちゃんとはなかなか会えないままで一年が過ぎようとしていて、会いたいなあと思っていたら、マティアスとネモトちゃんが遊びに来てくれた。
来訪は2度目となるので、ちょっと慣れてきたのか、家の中を(ちょっと遠慮しながらも)探検していろいろ見つけてくる。棚の後ろで倒れていたゾロ(ワンピースの)の小さなフィギュア(なんかのオマケでもらったのだ)も助け起こしてくれた。手動式鉛筆削りにも興味津々。小学校では3年生から筆記用具は青ボールペンになるようだが、1、2年生のうちは鉛筆を使うそうだ。いつもは小さなクルクル回す鉛筆削りを使っているらしい。
タンザニア人のティンガティンガアーティストのジョン キラカさんがイラストを担当した絵本をプレゼントすると、動物たちの名前の英語名とスワヒリ語名がすらすら出てくる。ちょっと得意そう。
トマトライスとローストチキンとサラダのランチをを準備しておいたので一緒にいただく。ネモトちゃんが「うわーごちそう!」って喜んでくれた。ビビ冥利に尽きる。

今ひとついい写真が撮れず。。
この父子はとても仲が良く、笑い声が絶えない。いつもゆっくり食べるネモトちゃんがもりもり食べる様子を父がからかったりするのだ。
父によるとネモトちゃんはとても学校の成績がいいそうだ。
ネモトちゃんの学校は徒歩20分くらいのところにあるそうだ。でも車が通る大きな道路を渡る必要があるため、道路を渡るところまでは、いつも父か母が付き添い、または迎えに行くのだという。なかなかたいへん。
一年生は250人くらいいて、2クラス編成だそうだ。ということは、1クラス125人もいることになる!タンザニアの公立学校にはありがちな多人数のクラスだねえ。でも、友だちもたくさんいるし、学校は楽しいよとネモトちゃんは目をくりくりさせながら言う。得意科目は算数なんだって。
そしてお昼過ぎに家に戻ってきて、昼ごはんを食べると、放課後は、授業料の500シリング(1円=約17シリング)を握りしめてトゥイッションと呼ばれているつまり塾にいくそうだ。近所にネモトちゃんの兄たちもお世話になった塾を開いている先生がいて(優しい先生らしい)、ほぼ平日は毎日2時間くらいそこで勉強するのだそう。20人くらいのいろんな学年の子どもたちが一緒にノートを広げるのだそうだ。
すごい勉強してない?末は博士か大臣か!?(トゥイッションでは大きな子が小さな子の面倒見たり、ワイワイやってるんだろうなと想像)
ネモトちゃんの家は平屋なので、3階でベランダもあるわたしのダルエスサラームで住んでいるアパートが珍しいようだ。ベランダから下を見たり、ちょっと遠くまで見渡したりするのがお気に入り。ネモトちゃんと二人でベランダに並んでおしゃべりしてたら、マティアスが下まで降りて写真を撮ってくれたよ。
後日、父マティアスからネモトちゃんの学年末の成績表と期末テストの写真が送られてきた。
教科はKuhesabu(算数)、Kusoma(スワヒリ語の読み)、Kuandika(スワヒリ語の書き)、Afya na Mazingira(環境保健)、Michezo na Sanaa(体育と芸術)の5項目があり、テストは全て100点満点で90点か100点という好成績!250人中、上位13%内に入っていると書いてあった。すごい!そして成績もオールAという素晴らしさ!👏
来年もまた家でも近所でも学校でもたくさん遊んでたくさん学んで楽しく過ごしてくれたらいいなあって思う。
孫自慢でした😆
2022年のネモトちゃんのブログはこちら☆『マティアス一家とネモトちゃんと彫刻と』2022年5月31日
019年のネモトちゃんの登場するブログはこちら☆『マティアスのシェタニは空から降りてくる』 2019年2月3日
2018年のネモトちゃんのブログはこちら☆『ネモトちゃん1歳!』 2018年3月24日
2017年のネモトちゃんのブログはこちら☆『「ネモト」ちゃんに会いに行く』 2017年3月24日
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今年もブログにいらしてくださってありがとうございました。年末まで胸が塞がるような出来事がのさばっている世の中ですが、年を越して続きそうで胸がとても痛いパレスチナ、ガザでの虐殺を止めることができ、各地の紛争も解れていき、寛容で一人一人を大切にしてゆける世界になるようにと願っています。
この記事へのコメント
根本利通の「ダルエスサラーム便り」も読んでくださって、その上順番にPDF化までしてくださってたとは!どうもありがとうございます。
以前のintafricaというプロバイダーとの契約は随分前に切れていたのですが、しばらく見ることができていましたね。。
今は、Tanbliss Tours のサイトに根本の「ダルエスサラーム便り」と「読書ノート(こちらは全部ではないですが)」がアーカイブとして掲載されています。写真はないのですが。https://www.tanblisstours.com/blog-根本利通
嬉しいコメントをありがとうございました!