シンバとヤンガとチャパティと
タンザニア人知人Sさんが自分の小さな店で焼いているチャパティはちょっと中国のネギ餅にも似たような(ネギは入ってませんが)層が重なった弾力もあり、程よい噛みごたえもあって、その焼きたてのものはかなり美味しい。
彼の店は以前住んでいた家の近くで、徒歩圏内ではない。だけど、多少交通費を使っても、まとめて買って冷凍しておけば、食べたいときに美味しいチャパティがいただけるよね!って思ったんだ。大工仕事もできるSさんが自力で建てた小屋の前で炭や木端を使ったコンロで一枚一枚焼いている。その手前の空間には、ビニールシートの屋根の下にプラスチックのテーブル1つと椅子が4つ置いてある。チャイやソーダも売っているので、そこでイートインもできるのだ。
わたしが到着した午前10時頃には男性のお客さんが1人、チャパティとチャイをとっていた。その後、追加注文の2枚目の熱々チャパティをお皿に乗せてもらってた。美味しそう。
わたしはお持ち帰り用のチャパティを4枚、注文し、男性の飲んでいるチャイがが美味しそうだったんで、それを待っている間にいただくことにした。ピリッと刺激が嬉しいさっぱりしたジンジャーティ(多分茶っぱは使ってない)で200シリングという嬉しいお値段。とっても大きなポットに入れてあるそれを、カップに波なみと注いでくれる。ちなみにチャパティは一枚500シリング。
(1円=約18シリング)

ジンジャーティー
男性は食べ終わるとすぐ近くに駐めてあったバジャジ(オート三輪タクシー)のエンジンをかけ、去っていった。バジャジの運転手さんだったのね。その後、すぐに20代と思しき女性2人と男性1人がやってきて、チャパティとチャイを注文。近くの美容室(サルーン:ヘアだけでなくネイルやメイクもやってるらしい)で働く常連さんのようだ。わたしは急いでなかったので、Sさんに「わたしのは後でいいから、お客さんを先にしてね」と告げる。

Bajajiのイメージ画像
彼らは常連さんだけあって、チャイもセルフサービス。カップも自分たちで選んでた。プラスチック製の赤いカップと緑のカップがあり、最初、男性が赤いカップを選んだ。けど、女性陣が「わたしたちはヤンガよ」と、緑のカップを選ぶと、男性はちょっと困った顔をして「シンバなんだけど、今日は君たちに合わせてヤンガになるか」と緑のカップに変えるだった。どちらかが男性の片思いの相手なのかも??(なんて勝手に想像)

緑のカップと赤のカップ
ヤンガもシンバもタンザニアの大人気のサッカーチームの名前。タンザニア人にどっちのファン?と聞くとだいたいどちらが好きか即答してくれる。(まれに他のチームだったり、サッカーに興味ないという人もいたりするが)ヤンガとシンバ、それぞれのシンボルカラーが緑と赤なのだ。サッカーの試合のある日はテレビやラジオの中継に齧り付く人が多く(街頭テレビにも人々が集まるし、テレビが置いてあるバーなどもあるし)、点数が入った時には町中のどこかからどよめきの歓声が聞こえてくる。

YangaとSimbaのロゴ。歴史があるのねえ。
その後も、イートインの人は続々やって来る。容器持参で6枚のお持ち帰りを注文する近所の人なども現れて、Sさんは大忙しなのだった。
一段落着いた頃に
「すごい大繁盛だねえ」
とSさんに言うと
「いやー、今日はそうなんだけど、昨日はなんと一人もお客さんが来なかったんだよ。だからチャパティは焼かずにタネのまま冷蔵庫に入れておいたんだ」
と言う。
あらまあ、そうなのか。。こんなに美味しいチャパティなのに、なかなかままならないものなんだねえ。。
紙袋を持参してたので、それにチャパティを入れる。焼きたての香りとチャパティの熱が紙袋を入れた布バックの中で弾けるようだ。もう一枚注文してお店で食べてくればよかったかなと思いつつ、バジャジに乗ってお家に帰ろう。Sさん、アサンテ!(ありがとう)
彼の店は以前住んでいた家の近くで、徒歩圏内ではない。だけど、多少交通費を使っても、まとめて買って冷凍しておけば、食べたいときに美味しいチャパティがいただけるよね!って思ったんだ。大工仕事もできるSさんが自力で建てた小屋の前で炭や木端を使ったコンロで一枚一枚焼いている。その手前の空間には、ビニールシートの屋根の下にプラスチックのテーブル1つと椅子が4つ置いてある。チャイやソーダも売っているので、そこでイートインもできるのだ。
わたしが到着した午前10時頃には男性のお客さんが1人、チャパティとチャイをとっていた。その後、追加注文の2枚目の熱々チャパティをお皿に乗せてもらってた。美味しそう。
わたしはお持ち帰り用のチャパティを4枚、注文し、男性の飲んでいるチャイがが美味しそうだったんで、それを待っている間にいただくことにした。ピリッと刺激が嬉しいさっぱりしたジンジャーティ(多分茶っぱは使ってない)で200シリングという嬉しいお値段。とっても大きなポットに入れてあるそれを、カップに波なみと注いでくれる。ちなみにチャパティは一枚500シリング。
(1円=約18シリング)

ジンジャーティー
男性は食べ終わるとすぐ近くに駐めてあったバジャジ(オート三輪タクシー)のエンジンをかけ、去っていった。バジャジの運転手さんだったのね。その後、すぐに20代と思しき女性2人と男性1人がやってきて、チャパティとチャイを注文。近くの美容室(サルーン:ヘアだけでなくネイルやメイクもやってるらしい)で働く常連さんのようだ。わたしは急いでなかったので、Sさんに「わたしのは後でいいから、お客さんを先にしてね」と告げる。

Bajajiのイメージ画像
彼らは常連さんだけあって、チャイもセルフサービス。カップも自分たちで選んでた。プラスチック製の赤いカップと緑のカップがあり、最初、男性が赤いカップを選んだ。けど、女性陣が「わたしたちはヤンガよ」と、緑のカップを選ぶと、男性はちょっと困った顔をして「シンバなんだけど、今日は君たちに合わせてヤンガになるか」と緑のカップに変えるだった。どちらかが男性の片思いの相手なのかも??(なんて勝手に想像)

緑のカップと赤のカップ
ヤンガもシンバもタンザニアの大人気のサッカーチームの名前。タンザニア人にどっちのファン?と聞くとだいたいどちらが好きか即答してくれる。(まれに他のチームだったり、サッカーに興味ないという人もいたりするが)ヤンガとシンバ、それぞれのシンボルカラーが緑と赤なのだ。サッカーの試合のある日はテレビやラジオの中継に齧り付く人が多く(街頭テレビにも人々が集まるし、テレビが置いてあるバーなどもあるし)、点数が入った時には町中のどこかからどよめきの歓声が聞こえてくる。

YangaとSimbaのロゴ。歴史があるのねえ。
その後も、イートインの人は続々やって来る。容器持参で6枚のお持ち帰りを注文する近所の人なども現れて、Sさんは大忙しなのだった。
一段落着いた頃に
「すごい大繁盛だねえ」
とSさんに言うと
「いやー、今日はそうなんだけど、昨日はなんと一人もお客さんが来なかったんだよ。だからチャパティは焼かずにタネのまま冷蔵庫に入れておいたんだ」
と言う。
あらまあ、そうなのか。。こんなに美味しいチャパティなのに、なかなかままならないものなんだねえ。。
紙袋を持参してたので、それにチャパティを入れる。焼きたての香りとチャパティの熱が紙袋を入れた布バックの中で弾けるようだ。もう一枚注文してお店で食べてくればよかったかなと思いつつ、バジャジに乗ってお家に帰ろう。Sさん、アサンテ!(ありがとう)
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