ダルエスサラームではマスクをしている人をほとんど見かけない

(新型コロナ関連のお話を書きますが、あくまでもわたしが見聞きした範囲のことであって、裏付けをとったりちゃんと調査したり、しているわけではありません、のであらかじめご承知おきいただければありがたいです)

 今回の日本からタンザニアの渡航は、飛行機の中は食事などの時以外は、マスクは必ず着用とのことだった。もちろんキャビンクルーも皆、マスク着用。
 トランジットのドバイ空港でもマスクはマストだった。

 しかし、ダルエスサラーム空港に出迎に来ている人々はノーマスクだった。迎えに来てくれたジャタツアーズの運転手さんによると、2月くらいまでは、空港の敷地内に入る時には、マスク(スワヒリ語ではbarakoa)をするようにというお達しがあり、実際にマスクしてないと入れなかったが、今はそれもなくなり、マスクなしでも入れるようになったとのこと。

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タンザニア航空のビルの前の宣伝看板。飛行機の乗客を想定しているのか、ここではマスクをしている人々が登場。

 そして前回のブログでも触れたように、街中でもマスクをしている人は皆無と言っていい状態なのだった。

 わたしも昨年の3月から6月のタンザニア渡航の時には周りがマスクをしていない中でも、頑張ってマスクをしていたが、今年は着用をやめてしまった。

 官公庁などで昨年は入る時にマスク着用しないと建物内に入れなかったところも、今年はノーチェックのところも多い感じだ。ただ、外国人が多いからか、入国管理局に入る時にはマスク着用しなさいと言われ、周りの人たちもマスクをしていた。(でも管理局のスタッフの人たちはほぼしていなかったけどね)

 まだ病院に行く機会はないが、知人のタンザニアの公立病院で勤務をしているお医者さんによると、病院内は患者も医者も来訪者もマスクがマストだそうだ。彼によると、どの病院でもそうだとのこと。

「日本はまだほとんど全ての人が外出時にはマスクをしているし、陽性者も毎日結構な数が今も出ているよ」と話すとこちらの人は皆、びっくりし、かわいそうにといった表情をする。

「新型コロナが流行り始めた頃は、WHOなどもアフリカで感染者や犠牲者数がたいへんなことになると言ってたのに、どうだい、見てごらん、大したことなかったじゃないか!」
 という話は今回、何人かからきいた。

 新型コロナワクチン接種の必要回数が終了した人の割合は下記のサイトによるとタンザニアでは5.8%(5/20段階)だそうだ。 
 https://ourworldindata.org/covid-vaccinations?country=OWID_WRL
 JATAツアーズの運転手さんたちは仕事の必要(海外からきたお客さんにワクチン接種済みの運転手希望と言われること多し)もあって、皆、接種済みとのこと(シノファームのワクチンが多いようだ)。前出のお医者さんは、モデルナを2回とジョンソン&ジョンソンを1回接種したと言っていた。が、してないと答える人も多い。「海外に行く日が来たらその前にするよ」と言う人もいて、日々の生活には、あまりその必要性を感じてない人も多いようだ。

 「(それなのにタンザニアで新型コロナの状況が落ち着いているのは)なぜなんでしょうねえ」とタンザニアの友人、知人たちに尋ねると、気候が暑いから(←この答え多し)、感染症に免疫がある、もともと体が丈夫な人が多い、若者が多い、地産地消の食事をしている、神の思し召し、などなどの答えをもらった。アフリカでも欧州との行き来が多い国はけっこう感染者が多く出たよね、と言う人もいれば、新型コロナは金持ちの病気だ(ugonjwa wa matajiri)だから俺たちはかからないのだ、と言う人もいた。うーん。。

 一昨日の当地でのニュース(下の動画、スワヒリ語)では、(わたしの知る限りでは)めずらしく新型コロナが取り上げられていた。ダルエスサラームで政府機関やさまざまな医療セクターが集まった新型コロナに関するセミナーが開かれたのだという。



 そのニュースの前にアナウンサーはタンザニアの新型コロナ累積感染者数は33,968人(WHOのサイトだと33,928人だった)亡くなった人の数は803人と読み上げていた。(前出WHOのサイトでは、24時間以内の新規感染者ゼロ)

 そのセミナーの参加者たちは画面を見る限り、マスクをしている人たちも結構見受けられた。政府のチーフメディカルオフィサー、NPOの代表、政府のスタッフなどが発言するシーンがニュースに映し出される。「最近は人々はリラックスしているようだ。まるで問題がないかのように。ソーシャルディスタンスを取ることもマスクをすることも減ってきている。手をよく洗うことさえ少し減ってきている。緊張感を持って手洗いを続けていきましょう」とか「人々がまだUVIKO-19(COVID-19のスワヒリ語)のことを認識し、それが無くなるまで自分自身を守ってくれることを願っています」などと語っていた。

 まあ、ここは、外国との行き来はオープンだし、新型コロナがまだ世界の中にある以上、ここにもないことはないだろう。ちゃんとご飯食べてちゃんと寝て、せめて手洗いはしっかりしようと改めて思った。タンザニアの皆さんとともに。

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