独立まもない頃のタンザニアのお札!

 うわー、ニエレレ初代大統領が若々しい!タンザニアの旧紙幣なれど、まだまっさらなピン札です!

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 夫の実家で片付けをしていたら引き出しの中から封筒に包まれて出てきました。夫はタンザニアにいた時も紙幣のデザインが更新された時、なぜだか綺麗なままのそれぞれのお札を保存しておくのが好きでした。

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 今回のは初めて見るお札だったけど、これ以降のタンザニア紙幣は、タンザニアで夫がキープしていたのを見たことがあります。

 現在の紙幣は1,000シリング札がニエレレ初代大統領だけど、上の紙幣に比べるとその肖像はかなり風格が増していますね。

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 調べてみたら、今回発見された紙幣は、1966年発行のタンザニア独自の最初の紙幣だったのです。最高額紙幣が100シリングだったんですね。
 大陸側のタンガニーカの独立が1961年、ザンジバルとの連邦でタンザニア連邦共和国となったのが1964年なので、紙幣ができたのはちょっと後になりますね。それまでは英国委任統治領時代のケニア、ウガンダ、イギリス領ソマリランドとの共通紙幣が使われていたそうです。独立した新国家が独自の紙幣を発行するまでには時間がかかるということなんでしょうか。

 下記のサイトでその変遷が見られますが、1964年に発行された共通紙幣には、エリザベス女王の姿がなく、代わりにインド洋に浮かぶダウ船のデザインとなっています。→http://www.atsnotes.com/catalog/banknotes/east-africa.html

 その後のタンザニア紙幣の変遷はこのサイトで見られます。→http://www.atsnotes.com/catalog/banknotes/tanzania.html
 
 1992年までは最高額紙幣が2,000シリングで5,000シリング札と10,000シリング札がまだなく、当時、まとまったアメリカドルなどを両替すると、かなり嵩張る札束となり、持ち運びに苦労した記憶があります(お金持ちではなかったわたしでもお金持ちの気分に!?)。

 一番最初のタンザニア紙幣の透かしは、タンザニアの国獣キリンでした。

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 それまで大統領の姿を載せていた紙幣も1997年発行のものからキリンがメインで、紙幣は500シリングからになり、2003年からはバッファロー(500シリング)、ライオン(2,000シリング)、サイ(5,000シリング)、ゾウ(10,000シリング)と1,000シリングのニエレレ初代大統領以外は、野生動物がばかりになって、楽しい雰囲気のお札になりました。

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現在の紙幣。手持ちの500シリングコインはありましたが、紙幣がありませんでした!


 上記のお札の透かしはニエレレ初代大統領です。キリンもちゃんと存在していますね。

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 2010年からは500シリング札はカルメザンジバル初代大統領の肖像が使われていますが、2014年にバッファローとカルメザンジバル初代大統領が表裏となった500シリングコインが発行されたので、それにとって変わりつつあります。

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 時代の趨勢と必要とはいえ、お札がコインに取って変わられていくのは、ちょっと寂しいものがあります。

 若々しいニエレレさんのいる一番最初のタンザニア紙幣からは、独立間もない理想に燃えたタンザニアの息吹も感じられるような気がしませんか。

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