ロス・バルバドス☆しあわせのアフリカ料理店

 渋谷駅付近の喧騒からすこし離れたところにあるこじんまりとしたアフリカ料理店ロス・バルバドス。ドアを開けるとリンガラなどのアフリカンポップスの音やカラフルな絵画や写真も弾んでて、”熱く濃く”(もちろんいい意味で!)にぎやかな空間が広がる。アフリカングッズのおもちゃ箱をひっくり返したような楽しさが目の前に並ぶカウンターに座ると、渋谷じゃなくてアフリカかカリブ海かマグレブかまたはパリのアフリカ料理屋にいるのかも?って気がしてきたり。

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 中のキッチンではお店の大将と女将が頼もしく動いている。大将の今日のコスチュームはなぜかブラジルと背中にでかでかと書いてあるサッカーのユニフォーム!女将はいつもステキな帽子をかぶりこなしててカッコいい。

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 「ここの女将さんと大将さんは、東西南北のアフリカの、またはアラブやカリブのおいしいお料理を作ってくれるだけでなく、コンゴはじめアフリカやカリブの音楽にもとっても詳しく、お店の内外でいろんなアフリカ関連イベントや、音楽イベントもいろいろ開催している頼もしいお二人。人々とのつながり方もアフリカ的だったり。」と書いたのは、今年の2月のhttps://asatanza.seesaa.net/article/202002article_1.htmlブログ。

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左:ハイチスペシャルプレート、右上:サラダとひよこ豆のコロッケファラフェル、右下:チャイとマンダジ(揚げパン)


 タンザニアから戻ってきたわたしが、ランチタイムに数回訪れたときは大将サーブの懐かしさの上に洗練された雰囲気の美味しいアフリカ料理を堪能していたのだけど、残念ながら女将とは遭遇せず。昨年末のランチに伺ったときに大将にリランガカレンダーを渡したら、まだ見ぬ女将が、彼女が主催者の一人でもあるイベント「『絵本から見るアフリカ』で一緒に何かどうですか」と誘ってくれたのだ。すごくない?大将とは多少お喋りしてたけど、女将にはまだお目にかかったことはなかったのよ。わたしがどんな人間か、何をしてるかを確認する前に一緒にやんない?と誘っちゃう!大陸的というかアフリカ的とも言えるよなそのおおらかな大胆さがすごく嬉しかった。 そのイベントの話はこちら→https://asatanza.seesaa.net/article/202003article_2.html

 そして、味をしめたわたしが、今年一番お世話になった料理店がロス・バルバドスなのだった。

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左上:ムワンバ・ソソ(燻製鶏肉とオクラのピーナッツシチュウ)とプーレ・ヤッサ(西アフリカ風鶏肉レモン煮込み)、左下:マデスとポンドゥ(キャッサバの葉と燻製魚の煮込み)、右上:美味しかった!(名前失念💦)、右下:ケーキもおいしい

 緊急事態宣言で出歩けないときには、冷凍宅配"Afro Frozen Deli"もお願いしてしまった。温めていただくとお店の味がそのまま蘇ってくるようで、とてもありがたかった。そのときにお願いしたのはAfro-Vegan Set。野菜と香辛料の織りなす味が絶妙で、家族の老若男女ともども満足度の高い晩餐となった。がんの闘病中だった母も4月下旬の体調が今ひとつであまり食欲のなかったときにフムス(ヒヨコ豆のペースト)を挟んだピタパンを「おいしい!なんだか懐かしい味がする!」とパクリと食べてくれて感激した。

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左下:ココナツケーキ、右下:左から時計回りにアフリカン・ヴェジローフ、フムス、ヴェジタリアン・キマ、マデス、ターメリック・ライス、ピタパン:ビーガンメニュウも充実☆

「これがビーガン!?と思えるようなアフリカン・ヴェジローフ、コンゴ風豆煮込みマデスはタンザニアのマハラゲのようななつかしい味わい!スパイスと野菜の織り成す複雑なハーモニーに舌鼓を打ちっぱなしのヴェジタリアン・キマとクローブの丸ごと入ったターメリック・ライスの相性もばっちり!デザートにいただいたココナツケーキのサクサク感もなんともいえず、幸せな晩餐となりました」とその日のマイFBページから。


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左からニンジンとショウガのスープ、タンザニアのビリヤニ、ムチチャとマハラゲ

 アフリカも広しで、大将も女将もタンザニアは未踏の地だそうなのだけど、9月には「タンザニアのビリヤニ」、12月にはケニアとタンザニアの独立記念日があることからか「東アフリカ強化月間」と銘打ち、牛肉と青いバナナのシチュウやピラウ などのタンザニア人も泣いて喜びそうなお料理が並んだ。スパイスたちが共鳴しあう香よきビリヤニも、柔らかく優しくとろけるようなシチュウも、懐かしさの上を行く味わいだった。タンザニアのいいところがいっぱい蘇ってくるような。

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「東アフリカ強化月間その1」のプレート:牛肉と青いバナナのシチュウ、チョロコ(ムング豆の煮込み)、鶏肉のサモサ、スクマウィキ(青菜の煮込み)、カチュンバリ、ピラウ

 わたしは残念ながら行かれなかったんだけど、「東アフリカ強化月間」の一環でメニューに上ったザンジバルのウロジョ(ザンジバルミックス)を食したザンジバルにもゆかりの深い人によると「本場の味」だったそう。まだ行ったことのない土地の料理も知る人を感激させるよな味わいで作ってしまうとは、ほんと、すごい!

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ウロジョ(ザンジバルミックス)写真©ロス・バルバドス

 新型コロナで、実際に海外に行くことが難しくなってしまった今年だけれど、ロス・バルバドスで日本にいながらにして懐かしい味やまだ味わえてないアフリカの地域(国)のお料理に出会えるのも嬉しかったなあ。

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ステキなお二人☆女将の上川真弓さんと大将の上川大助さん!

 弾む楽しい気分になれるお料理、旅する気分になれるお店。来年もアフリカンビートのリズムに乗ったおいしいお料理を楽しみにして。Ahsante sana!!(ありがとうございました!!)



 今年もお世話になりました。
 皆さんにとっても、大変な一年だったことと思います。来年はよい年となりますように。よい年にしたいですね。新型コロナの先をより良い世界にできる英知を期待して。

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