タンザニア・ウェビナーの至福
昨年9月1日にタンザニアのオルタナティブツアー(AT)「人々の交流と民族音楽」を終えて帰国してから早一年。1989年以来、タンザニアの土を丸々一年踏まなかったのは、これが初めてのこととなりました。体の細胞が入れ代わっちゃうかもしれませんね。

モロゴロはキンゴルウィラのバオバブの木
7月18日から始まった「アフリカ先生ウェビナー:もっと知りたいタンザニア」の最終回5回目『タンザニア農村にみる環境とのつきあい方』が8月29日に終わりました。おかげさまで、多くの方にご参加いただき、うれしい時間となりました。ありがとうございました。直接行くことがとても難しいこの期間、Zoomでタンザニア現地と直接つながり、また様々な話題からタンザニアの空気を感じることができたのも、わたしにとってはとてもありがたいことでした。

第5回目は、ティンガティンガの工房からの生中継がありました(画家たちも元気そう)。そして、近藤史さんによる「木を植える人びと」、黒崎龍吾さんによる「自然エネルギーを生み出す人びと」。お話の舞台はどちらもタンザニア南部のンジョンベ州にある村です。そこで長年にわたって村に入り、フィールドワークを続けてきた彼らならではのお話が聞けました。終了後すぐのツイッターではわたしは下記のごとくつぶやいてました。
「村人たちの植林も小水力発電も、自分たちの力で自分たちの生活を良くしていく成果を味わいながらつくっていく醍醐味やワクワク感が、世界観をも転換していくのだと」「そして『利益の最大化よりもリスクの最小化』が重要だと。多様な電源の必要性や、畑の中に苗木を植えるなど。これからを楽しく生き抜くにきっと必要なヒントたちもいろいろ。タンザニアから学ぶこともまだまだ多いなあ」
写真もたくさんで、わかりやすい説明で、とても希望の持てるお話でした。見逃し配信ありますよ!⇒https://jataafricminogashi01.peatix.com/view
(販売9月6日まで:配信9月7日まで)

モロゴロの村のシャンバ(畑)を行く(AT2019より)
5回目の最後の挨拶で企画、立案者のひとり溝内克之さんがウェビナーを始めようとしたきっかけをこう話していました。「新型コロナの影響でJATAツアーズさんが大丈夫かなと我々が勝手に不安になった」ということと「初代(JATAツアーズ)社長の根本さんの存在があるかなと」。
根本の「タンザニアを日本をつなぐ思いを近くで見てきて」「何よりもタンザニアの人々とどう向き合うかを厳しく教えられてきた」ので、「少しでもその遺志をつぐことができればなあ」と言ってくれたことがとてもうれしかったのです。
今回の10人の登壇者のうち、研究者の方々は、彼女、彼らの大学院生時代から知っています。根本とともにいたわたしは、彼らがタンザニアに来た時に会い、話を聞いたり、活動するようすを見ていただけですが、このウェビナーでの発表を聞いて「We(←根本も入ってる)are proud of you!(皆さんのことを誇りに思います) 」と言いたい気持ちが抑えられず。。保護者でも何でもなく、ただ同時期にタンザニアで過ごしただけなのに僭越かもしれません。でも「援助対象」とか「一方的に手を差し伸べる」相手ではない、学べることのたくさんある相手、またはお互いに刺激し合える相手、色眼鏡をつけないでつきあえるお互いにリスペクトし合えるタンザニアの人々が、彼らの目の前にはいるのだと感じられてとてもうれしかったのです。
根本のタンザニアの人々との向き合い方がその一助になっていたら、彼の生きてきた甲斐があるなあと。

彫刻家マティアス・ナンポカさんの家で。談笑する根本(2014年)。
得ることのとても多いウェビナー、わたしにとっては至福のタンザニア・ウェビナーでした。
関わってくださった皆さんにあらためて感謝。
※ウェビナー、第2クールも計画中です!☺

モロゴロはキンゴルウィラのバオバブの木
7月18日から始まった「アフリカ先生ウェビナー:もっと知りたいタンザニア」の最終回5回目『タンザニア農村にみる環境とのつきあい方』が8月29日に終わりました。おかげさまで、多くの方にご参加いただき、うれしい時間となりました。ありがとうございました。直接行くことがとても難しいこの期間、Zoomでタンザニア現地と直接つながり、また様々な話題からタンザニアの空気を感じることができたのも、わたしにとってはとてもありがたいことでした。

第5回目は、ティンガティンガの工房からの生中継がありました(画家たちも元気そう)。そして、近藤史さんによる「木を植える人びと」、黒崎龍吾さんによる「自然エネルギーを生み出す人びと」。お話の舞台はどちらもタンザニア南部のンジョンベ州にある村です。そこで長年にわたって村に入り、フィールドワークを続けてきた彼らならではのお話が聞けました。終了後すぐのツイッターではわたしは下記のごとくつぶやいてました。
「村人たちの植林も小水力発電も、自分たちの力で自分たちの生活を良くしていく成果を味わいながらつくっていく醍醐味やワクワク感が、世界観をも転換していくのだと」「そして『利益の最大化よりもリスクの最小化』が重要だと。多様な電源の必要性や、畑の中に苗木を植えるなど。これからを楽しく生き抜くにきっと必要なヒントたちもいろいろ。タンザニアから学ぶこともまだまだ多いなあ」
写真もたくさんで、わかりやすい説明で、とても希望の持てるお話でした。見逃し配信ありますよ!⇒https://jataafricminogashi01.peatix.com/view
(販売9月6日まで:配信9月7日まで)

モロゴロの村のシャンバ(畑)を行く(AT2019より)
5回目の最後の挨拶で企画、立案者のひとり溝内克之さんがウェビナーを始めようとしたきっかけをこう話していました。「新型コロナの影響でJATAツアーズさんが大丈夫かなと我々が勝手に不安になった」ということと「初代(JATAツアーズ)社長の根本さんの存在があるかなと」。
根本の「タンザニアを日本をつなぐ思いを近くで見てきて」「何よりもタンザニアの人々とどう向き合うかを厳しく教えられてきた」ので、「少しでもその遺志をつぐことができればなあ」と言ってくれたことがとてもうれしかったのです。
今回の10人の登壇者のうち、研究者の方々は、彼女、彼らの大学院生時代から知っています。根本とともにいたわたしは、彼らがタンザニアに来た時に会い、話を聞いたり、活動するようすを見ていただけですが、このウェビナーでの発表を聞いて「We(←根本も入ってる)are proud of you!(皆さんのことを誇りに思います) 」と言いたい気持ちが抑えられず。。保護者でも何でもなく、ただ同時期にタンザニアで過ごしただけなのに僭越かもしれません。でも「援助対象」とか「一方的に手を差し伸べる」相手ではない、学べることのたくさんある相手、またはお互いに刺激し合える相手、色眼鏡をつけないでつきあえるお互いにリスペクトし合えるタンザニアの人々が、彼らの目の前にはいるのだと感じられてとてもうれしかったのです。
根本のタンザニアの人々との向き合い方がその一助になっていたら、彼の生きてきた甲斐があるなあと。

彫刻家マティアス・ナンポカさんの家で。談笑する根本(2014年)。
得ることのとても多いウェビナー、わたしにとっては至福のタンザニア・ウェビナーでした。
関わってくださった皆さんにあらためて感謝。
※ウェビナー、第2クールも計画中です!☺
この記事へのコメント
いやいや、こちらこそ根本もわたしもタンザニアで皆さんにとても助けていただいたのですよ。でも「安堵感がある」思い出が残っているならとてもうれしいことです。