Mwana Mdogo wa Mfalme☆星の王子さま

 『星の王子さま』のスワヒリ語版をダルエスサラームの本屋で見つけた。(教えてくれたのはY田さんとT村さんだけど)
 最近、日本ではいろいろな人によるこの翻訳本がでているらしいけど、スワヒリ語版は全くの初めてなのだそうだ。

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 それも海賊版ではなく、ちゃんと著作権法にのっとって出したものだそうだ。出版社は「Mkuki wa Nyota」。
 お値段は15,000シリング。(1円=17シリングほど)ほかのこのサイズの本よりも高めである。
 ちゃーんとサン・テグジュペリによる挿絵もカラーのところはカラーで載っている。
 翻訳者は二人。Kruseさんがフランス人で、Bgoyaさんがタンザニア人だろう。
 
 スワヒリ語の題名は、『Mwana Mdogo wa Mfalme』つまり、「小さな王子」。「星」がないじゃん。と思ったら、フランス語の原題も『Le Petit Prince』で、星なんてついてなかったんだね。

 Kruseさんによるスワヒリ語の前書きがちょっとしゃれている。
 「Nilipokuwa na umri wa miaka sita…」(わたしが6歳だったころ…)
というのは、本編の始まりといっしょなのである。

 「わたしが6歳だったころ、初めて星の王子さまの話を聞いた。それから何度も聞いたので、その話はわたしの中にすっかり入り込んでしまった」そうだ。

 「いろんな国にちょっくら旅に行ったとき、この本がわたしを助けてくれた。見知らぬ国に行くたびに、わたしは、その国の言葉になっているこの本を探し、読み始めるのであった。この本は初めての土地での友達のようなものだった。そして、その土地の言葉へとわたしを導いてくれるのであった」

 んで、タンザニアにやってきて2年がすぎたというKruseさん。当初、この本があるかなあ~と一所懸命探したけど、見つからず。がっかりしたあとに、しゃあない、Kazi ngumu(困難な仕事)だけど、訳してみるかということになったのだそうだ。たくさんのタンザニアの人々の協力によってできたのだという謝辞が述べられている。

 ここで疑問。日本のお話で、多くの国で見受けられるお話はあるんだろうか。Kuruseさんの言う『星の王子さま』のように。
 
 また、『Mwana Mdogo wa Mfalme』のようなお話は果たしてタンザニアの多くの人々にウケルのだろうか?我が娘は否定的であったが。

 いつか感想を聞いてみたいものだ。

この記事へのコメント

aya
2010年08月20日 02:52
私、実はちゃんと読んだことないんですよね・・・
なんかいろんな本で引用されてるから、部分部分であ知ってるけど(笑
日本のお話で世界中で・・・も気になるけど、世界でいちばん翻訳されてる本ってなんだろう???
これかなあ?もしかして?!
asami
2010年08月20日 03:24
ayaさん、発想がユニークでおもしろいお話ですよ。いろいろ考えさせられたりもします。
日本のお話で…っていうのは「ドラゴンボール」じゃないかって言っているひとがいました。なるほど!
2020年03月14日 12:33
さー、と絵本として流し読みしたことはあったのですが、少しゆっくり読んでみました。
聖書のモチーフなどの発見がありました。
日本のだと、竹取物語、ではないでしょうか。最古のSFとしてもおもしろいかなぁ。
金山麻美
2020年03月15日 12:52
通りすがり。さん

そうなんですね。それは気づきませんでした。いろいろな寓話に満ちているお話ですよね。バオバブは悪者になっていますが。。。

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